技能試験で複線図は必要？
第二種電気工事士の技能試験は時間との勝負です。
全体の時間配分を考慮したとき、複線図は５分以内に作成しておく必要があります。
複線図を作成しないと製作に５分の余裕が生まれると考えることもできますが、複線図を作成することをオススメします。その理由は製作時にあまり考えないで済むところです。
- 線を切るためにいちいち頭で計算しないで済む、先に切らない（そのまま使う）線を決めておける
- 線と器具の接続を間違えることがない
- リングスリーブと差し込み型コネクタを間違えることがない
- 製作物の最終確認を複線図でチェックすることができる
複線図のポイント
うぐスタ流の複線図は４色ボールペンで作成します。線を色で区別することができます。複線図にWとかRとか記号を書く必要がないので早く書けます。
約束事は以下の通り
- 白の線：青色 黒の線：黒色 赤の線：赤色 緑の線：緑色 を使います。
- 線の長さを記入しておきます。線を（ でくくることで2心と3心を判別します。
- リングスリーブの接続箇所は、圧着マーク（◯、小、中）を書きます。
- 差込型コネクタの接続箇所は、コネクタの差込本数（２，３，４）を書きます。
複線図を書いてみた。
2022年問題の候補No２はこんな感じ。暗記できているとだいたい2分で書けます。
コネクタの接続も色で線がわかるので間違わないです。
- 電源からの2.0mmの線は切らずにそのまま使います（短すぎると欠陥ですが長すぎても欠陥にはならないので）
- 3心の線は、まず350mmを取り、もう1本は、白は残りの長さのまま、黒からスイッチとランプの渡り線を取り、赤は黒と同じ長さに合わせてカットする。
- 1.6mm2心の線は、コンセント同士の接続を余りをそのまま使う。
といった方針で複線図を書きましょう。
過去問と模範回答も公開されているので自宅で何回も書いておけば、試験会場ではさらっと書くことができますよ。
がんばってくださーい！
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