IKEAって?
説明する必要もないスウェーデン本社の家具チェーン。
各店舗のレストランの充実っぷりは、飲食のほうが儲かっているのではと思ってしまうほど。平日など電車で行ったときはツマミとグラスワインで幸せになることができます。
家具についてはピンキリ。構造や材料がしっかりしたものはオススメできますが、引越し業者が分解組み立てを拒否するような家具もあるので注意が必要です。
ダイニングのチェア
ヘンリクスダール(HENRIKSDAL)は、IKEAのロングセラーモデルです。
脚と枠は無垢材を使用していて耐久性がありますし、着脱式のカバーは洗濯できるので永く使えます。
が、しかーし!
そんなダイニングチェアですが、欠点があって、座面がヘタってくるのです。ヘタってくると明らかにわかる程度まで座り心地が悪化してきます。
修理方法を探ってみる
まず、IKEAのX(旧Twitter)公式に相談してみましたが、『修理はやっていない、クッションとかがあればいいのですけど・・・』とのこと。
次に問い合わせメールで聞いてみましたが、同じく『修理はやっていない』との回答。
座面さえ修理できればまだまだ使えるし、おしゃれなので捨てるのは忍びないです。
DIYを決意
座面のヘタリを確認してみると、シートを支えているウェービングテープが伸びてしまっていることがわかりました。
ウェービングテープの交換をやってみます。
■ 修理の目安としてはこんな感じ
- 費用: 1脚あたり約2,500円〜3,500円(テープ代など。道具代を除く)
- 時間: 1脚あたり約30分〜1時間
- 難易度: ★★☆☆☆(初心者でも挑戦しやすい!)
用意したもの
ウェービングテープ
幅5cm✕長さ約50cmを8本使ったので、約4mほど。
モンベルに行ったときに売っていたので買いましたが、通販でも手に入ります。
ウレタンスポンジ
これで座面全体を覆います。
チップウレタンよりも柔らかくて当たりがいい感じです。
暑さは20mmがおすすめです。
このチェアの場合、側面まで覆う必要があり、暑さ30mmだとカバーができなくなる可能性があります。
チップウレタン
車中泊用に購入したけど使っていないニトリのマットレスから切り取りました。
暑さは25mmです。
購入するのなら、暑さ10mmのチップウレタンをサイズを変えて2枚重ねたほうが座り心地がいいと思います。
不織布
バッグが入っていた袋や安い衣装カバーなどがあれば使えます。
ダイソーなどの100均で売っている衣装カバーの不織布部分でも大丈夫です。
頑丈なものがお好みであれば、園芸用の不織布でも問題ないと思いますが、ゴツゴツしたものはウレタンがこすれて剥げてしまうので避けたほうがいいです。
タッカーとステイプル
左はホームセンターで購入したガンタッカー。ステープルがR23のものに比べて弱いので、何年か使うと折れてしまっています。抜くとき折れているのでペンチなどで引き抜きます(めんどくさい)。
右は通称「スウェーデンタッカー」と呼ばれるRapid社のR23。これは強力です!素晴らしい!
長く持たせたいならこちらのタッカーで打ち込んだほうがいいです。おすすめです!

ステープル抜き
大量のステープルを抜くので、これがないと作業が面倒です。
マイナスドライバーなどで代用しようとすると手が疲れてしまって、怪我のリスクが高くなります。

六角レンチ・カッター
お手持ちの工具でどうぞ。
作業開始
カバーを外します。

カバーはベルクロで止まっているだけなので、ベロベロと剥がします。

ステイプルを抜いて、不織布も取ります。

六角レンチで背もたれを外します。

シートを外したら、問題のウェービングテープが見えますので、ステイプルを取って新しいウェービングテープに交換します。
このとき、ウェービングテープをキツく張っておいた状態でタッカーで留めるのコツです。
何度かやってみてわかったこと
ウェーディングテープを打つとき、テープは写真のように折り返すよりも、側面にまわして側面もタッカー留めしたほうが強度が上がります。タッカーは1箇所につき8~9本くらいシッカリ打ちましょう。

上のような留め方だとテープが伸びたりステープルが折れたりしてしまいます。
下のように留めると長持ちします。

不織布が破れていたので補修しました。

不織布は、家にあるバッグの入っていた袋でもいいですし、ダイソーなどで売っている衣装カバーの不織布部分を切り取っても使えます。

ロゴが残ってしまいますが、見えなくなるので問題ありません。w

裏側に、アンコ(ウレタンスポンジ)がこすれて剥がれ落ちてこないように、不織布を敷きます。

この上にチップウレタンを載せて、その上からウレタンで覆います。
チップウレタンのサイズは、330x340mmにしました。

チップウレタンは、もともとのアンコの大きい方のウレタンとほぼ同じサイズです。
比較用に、もとのアンコを乗せてみました。
ウレタン2枚を同じサイズにカットしてもいいと思います。

ウレタンをカットします。

用意した不織布だと上側の不織布をカバーできないので、もとの不織布も使って、上側は2重にしました。
下側の不織布は捨てました。

ベルクロごとステープルで固定します。


脚の部分は、カッターや大きめのハサミで切り取って調整します。

before

after

カバーを装着して完成です!

Before After
このあと左側のチェアも張り替えました。

まとめ
座った感じは新品に近くなりました!
ポリウレタンフォームのアンコは複雑な形をしているので、代用品を探すのが難しいと思います。
環境にやさしいイメージがあるIKEAですが、「修理して使い続ける」というところがちょっと弱い感じがありますね。
捨てればゴミになってしまいますが、数百円の材料で新品同様に蘇る。これこそが本当のエコだと思います。
それほど難しい修理ではないのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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