IKEAって?
説明する必要もないスウェーデン本社の家具チェーン。
各店舗のレストランの充実っぷりは、飲食のほうが儲かっているのではと思ってしまうほど。平日など電車で行ったときはツマミとグラスワインで幸せになることができます。
家具についてはピンキリ。構造や材料がしっかりしたものはオススメできますが、引越し業者が分解組み立てを拒否するような家具もあるので注意が必要です。
ダイニングのチェア
ヘンリクスダール(HENRIKSDAL)は、IKEAのロングセラーモデルです。
脚と枠は無垢材を使用していて耐久性がありますし、着脱式のカバーは洗濯できるので永く使えます。
が、しかーし!
そんなダイニングチェアですが、欠点があって、座面がヘタってくるのです。ヘタってくると明らかにわかる程度まで座り心地が悪化してきます。
修理方法を探ってみる
まず、IKEAのTwitter公式に相談してみましたが、『修理はやっていない、クッションとかがあればいいのですけど・・・』とのこと。
次に問い合わせメールで聞いてみましたが、同じく『修理はやっていない』との回答。
座面さえ修理できればまだまだ使えるしおしゃれなので捨てるのは忍びないです。
DIYを決意
座面のヘタリを確認してみると、シートを支えているウェービングテープが伸びてしまっていることがわかりました。
ウェービングテープの交換をやってみます。
用意したもの
・ウェービングテープ
幅5cm✕長さ約50cmを8本なので、約4mほど。
モンベルに行ったときに売っていたので買いましたが、通販でも手に入ります。
・タッカーとステイプル
左はホームセンターで購入したガンタッカー。ステープがなかなか奥まで入りませんでしたが、しっかり打ち込めば5年くらいは持ちます。
右は通称「スウェーデンタッカー」と呼ばれるRapid社のR23。これは強力です!素晴らしい!おすすめです!
・ステープル抜き
これがないと面倒です。マイナスドライバーなどで代用しようとすると怪我します。
・六角レンチ・カッター
お手持ちの工具でどうぞ。
作業開始
カバーを外します。
カバーはベルクロで止まっているだけなので、ベロベロと剥がします。
ステイプルを抜いて、不織布も取ります。
六角レンチで背もたれを外します。
シートを外したら、問題のウェービングテープが見えますので、ステイプルを取って新しいウェービングテープに交換します。
このとき、ウェービングテープをキツく張っておいた状態でタッカーで留めるのコツです。
私は一度テープをタッカーで枠に止めておいてから、さらにテープを折り返してタッカーを打っています。追記)ウェーディングテープを打つとき、テープは折り返すよりも側面にまわして側面もタッカー留めすると強度が上がります。タッカーは8~9本くらい打ちましょう。
不織布が破れていたので補修しました。
家にあった不織布を使いました。実はtheoryの商品が入っていた袋(薄いけど)ww
このアンコだけ売って欲しいなあ、IKEAさん!
カバーを装着して完成です!
Before After
このあと左側のチェアも張り替えました。
まとめ
座った感じは新品に近くなりました!
ポリウレタンフォームのアンコは複雑な形をしているので、代用品を探すのが難しいと思います。
環境にやさしいイメージがあるIKEAですが、「修理して使い続ける」というところがちょっと弱い感じがありますね。
それほど難しい修理ではないのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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