コンロまわりの不満
ガスコンロで困っていたのは、消し忘れと吹きこぼれです。あと、掃除も面倒でした。
買い換えるにしてもビルトインのコンベックオーブンレンジがあるため、メーカーが限定されていました。
新築のときにビルトインで組み込んだコンベックオーブンレンジは、数十年経過してつまみの調子が悪く操作面に問題がありました。電子レンジは別で性能がいいものがあるし、もうガスオーブンも使いません。
コンベックオーブンレンジを経由してガスコンロへガスを供給しているため、コンベックオーブンレンジだけを取り外すわけにもいかない状況でした。
IHクッキングヒーターへの入れ替え
長い間、不満を感じていましたので、レンジフードを交換するタイミングでIHクッキングヒーターに入れ替えることにしました。
電源
既存のコンベックオーブンレンジ用に電源がありましたが100Vでした。
ビルトインの3口のIHクッキングヒーターは30A 200Vが必要です。
ブレーカーは200V 30A 2P2Eに、ケーブルも2.6mmのVVFケーブルに入れ替える必要がありました。
ガス配管
コンロ部分でガスは使わなくなるので、ガス管を撤去してもらいます。
コンロとは別で壁にあるガス用のコンセントは残すことにしました。
工事はガス会社に依頼します。
機種選定
IHクッキングヒーターはパナソニックと日立で比較しましたが、操作性で日立、色でHT-M100XTF-Wにしました。
IHクッキングヒーターに合うコンセントを用意します。
作業開始
電源の準備
メインブレーカーをOFFにして、コンベックオーブンレンジ用の100Vのブレーカーを200V用に交換します。
2.6mmのVVFケーブルをブレーカーに接続してコンロの下まで引き回しておきます。床下収納から床下に潜って作業しました。
ガスコンロとコンベックオーブンレンジの撤去
ガスの元栓を締めてしっかり固定したあと、ガスコンロから撤去していきます。
ガスコンロを外しました。
コンベックオーブンレンジはガス配管を外して引き出します。
コンセントの取り付け
引き出したら掃除をして不要な穴を塞ぎ、床下から2.6mmVVFケーブルを伸ばしてIHコンロ用のコンセントを取り付けておきます。
コンセントはIHコンロと干渉しない位置に固定します。
IHクッキングヒーターの設置
IHクッキングヒーターの設置手順書に従って設置します。
コンセントを差し込みブレーカーをONにして動作テストして完成です。
IHクッキングヒーター下に収納を作る
IHクッキングヒーターの下に大きなスペースができたので収納を作ります。
まずガス管を撤去します。これはガス会社に依頼するしかありません。13,000円ほどかかりました。
撤去したあと床の穴を塞ぎました。
IKEAのキッチン収納を使って収納を作る
システムキッチンは共通サイズなので幅は合うものがありました。横板の奥行きと高さはカットして使いました。スライドレール用の穴が空いているので引き出しの取り付けは楽でした。
まとめ
- 契約アンペアが不足している場合はアンペアを上げる必要があります。
- 電源部分は電気工事士が行う必要があります。
- ガス工事はガス会社に工事してもらう必要があります。
面がフラットなので使い勝手がよくなりました。消し忘れも防止できます。掃除も簡単です。
コンロとレンジフードの連動機能はなにげに便利です。
土鍋やホットサンドメーカーなどが使えなくなりましたが、カセットコンロや灯油ストーブで有効活用しています。
どんどん性能が良くなっていく機器はビルトインにするとあとあと厄介ですね!
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