WAVE3の「お漏らし」と「高圧エラー」を解決したい
このページでは、新品交換しても治らなかった「水漏れ」と「エラー」。その原因を突き止めて解決したプロセスを紹介します。
WAVE3の導入編はこちらからどうぞ。
エコフロー社に問い合わせたら新品交換に
高圧エラー頻発と排水不良について、サポートに対応策を問い合わせたところ、あっさり『新品交換』となりました。「交換すれば発生しない」とのこと。
メールで送られてきた返送手順に従って、こちらから製品を送り、エコフローのサポートセンターから交換品を返送してもらいました。
製品を送ってから6日で交換品が届きました。
しばらく動作確認するまでは、箱は捨てないほうがいいですね。
交換品のテスト
まずファームウェアを最新にバージョンアップしました。
高圧エラーの再現試験
吸気と排気のダクトを接続し、ダクトを窓の外に出した状態で、”冷房”で”最大”に設定して30分放置しました。
高圧エラーは再現しませんでした。

今回は排熱ダクトをそのまま使って試験しているので、前回は排気口が狭くて排熱が抜けきれなかったことが原因の可能性が残ります。
排気口をポータブルエアコン用のアヒル口の排気口に変更して、試験してみることにします。
排水不良の再現試験
排水ホースを接続し、2リットルのペットボトルにホースを差し込んだ状態にしました。
排水は”自動”をONにしてあります。水位が”中”になると、自動的に排水ポンプが作動して”低”まで排水するモードです。

試験は除湿モードでおこないました。開始後しばらくは順調に排水していましたが、40分後に「排水時間超過」エラーが表示されました。
アプリの画面に表示されている指示通りに、排水を”自動”OFFにしてONにすることでポンプを作動させましたが、やはり「排水時間超過」エラーになりました。

仮説
ペットボトルにある程度の水が溜まった状態で、溜まった水にホースが刺さっていると、ホース内に圧がかかっているせいで、うまくドレン水を排出できないのかな?
このエラーの状態が長く続くと「お漏らし」するのではないかと思います。
ホースの口を持ちあげて、溜まった水より上になるようにすると排水するようになりました。
しっかり計測はしていませんが、交換品は排水が多くなった印象です。
WAVE3は”ドレンフリー”で、外気側のヒートポンプの上に蒸発皿があって、そこにポンプで結露水を送って蒸発させているはずですが、日本の気候だとまったく間に合わないということですね。
ペットボトルには1時間ほどで300mLほど溜まりました。夜から朝まで使う場合、2リットルのペットボトルだと溢れそうです。
ホース先端は水中にならないように設置する必要もありそうです。
排水を車の窓から出せるか試してみる
ホースを持ち上げた状態で排水できるのかを確認しました。
約10cm・・・OK

約40cm・・・OK

これならペットボトルなどを使わずに、運転席の窓から外に排水ができそうです。
ただし、排水ポンプ作動後にホースに残った水は本体に戻っていきますので、同梱されているホースの長さを延長する場合は要テストでしょう。
ドレン水の排水の運用
ペットボトルなどで受けずに車外に流すほうがよさそう。
水漏れについて
水漏れは製品交換しても再現しました。
エコフローのサポートに問い合わせたところ、ドレン水がたまる内部タンクの容量は1.1Lとのこと。
どうなれば水漏れするのか考察
サポートから教えてもらった情報とWAVE2を分解した動画などから、ドレン水トレイと水位センサーの位置を以下のように仮定しました。
ドレン水トレイは1.1L
→トレイの大きさを30x20cmとするとトレイの深さは1.83cm
中水位センサー
→ドレン水トレイの中央に配置しており、底から0.9cmくらいの高さにある
排水口(内側)はドレン水トレイの底から0.9cm、排水口(外側)は0.5cm
上記の仮定で計算してみると、
自動排水は排水口(内側)から排水するので、前後で約3.5度、左右で約5.3度の傾き以上で設置した場合、自動排水が作動する前にトレイの端から水漏れする可能性が高い。
ちなみに、
排水口(外側)にパイプを装着してドレン水を流しっぱなしにする場合は、前後5.07度、左右7.59度までになります。
径12mmのホースを排水口(外側)につけて、ドレン水を流しっぱなしにする方法が安心ですね。
ドレン水を熱で蒸発させる機構もポンプで蒸発皿に汲み上げているので、本体が傾いていたりしてポンプの位置に水がないと意味がありません。
要するに、斜めになった駐車場だと、設置時に水平になるように調整しないとほぼ水漏れすると考えて良さそうです。
これを仕様と考えて、上記の傾きの範囲で設置して使ってみます。
水没&エラーを防ぐ「3ステップ設営術」
もし水漏れがあったときのために、底面給水トレーを用意します。
園芸用のポット等を載せておくためのトレーです。近所のホームセンターで300円くらい。
STEP 1:設置場所の「水平」を出す
底面給水トレーを台に置いて、水平になるように調整
水平の確認はiphoneのユーティリティにある計測アプリの水準器機能を使います。
このように置くと、どちら側に傾いているかが測定できます。

この状態で、できるだけ0度になるように台を微調整しておきます。
WAVE3を乗せて傾きを確認
まあまあ水平にできたら、WAVE3を乗せます。
乗せたあとに、2方向の傾きを計測します。
左右は5度以内なら大丈夫のはず。写真は0度です

前後は3度以内なら大丈夫のはず。

万が一水漏れしても、トレイが防波堤になってくれます
STEP 2:給排気ダクトを「左右の窓」に振り分ける
前回は排気ダクトと吸気ダクトを同じ窓に取り付けましたが、それだと排気ダクトの熱い空気を吸気ダクトが吸い込みます。
これはよろしくないと思います。
排熱を再吸入させないために距離を離します。
排気ダクト(熱風):運転席側の窓から外へ。
吸気ダクト(外気):助手席側の窓から外へ。

吸気側
径15cmのダクトエンドでぴったりです。
このあと給気口に虫よけのネットを挟みました。

外から。この状態で腕が入るようだと防犯上リスクがありますが、腕は入りません。

吸気側
13cmのダクトエンドでピッタリです。
ハンドルのあたりに見えているホースはドレン水のホースです。この取り回しだと本体より高くなって水漏れのリスクがありますので、運転席足元から出すように変更しました。

外から。こちらも腕は入りません。けっこうな熱風が吹き出します。

ダクトエンドは径が13cmと15cmなので、吸気用と排気用を個々に用意しました。
STEP 3:ドレンホースを車外へ通す
排水エラー(お漏らし)を防ぐための最重要項目です。
- ドレンホースをWAVE3排水口にしっかり接続する。
- ホースがなるべく排水口より高い位置を通らないように取りまわして、運転席足元のサービスホールなどから車外へ出す。
テスト
近所の道の駅でテストしてみました。
傾きはこれくらい。

写真は稼働して4時間くらいですが、けっこう排水されていますね。

このまま朝まで稼働しました。
本体からの水漏れはありませんでした。
これで、お漏らし問題と給排気の問題は解決したと思います。
まとめ
いろいろ改善した結果、快適に使えるようになりました。
- WAVE3本体は傾かないように設置する(念のためにトレーの上に乗せる)
- ドレンホースは本体よりも下から車外に排水する
- 排気と吸気のダクトは別々の窓に設置する
参考になれば幸いです!





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