新しく電源システムを構築した話の続きです
本編はこちら。
お湯が沸かない!
旧電源システムでは800WのIHコンロでお湯が沸かせませんでした。そして、原因はバッテリーだと思っていました。
今回、バッテリーを大容量にしたので、一応テストしてみたら、、、
やっぱり沸かない!orz
電源を入れて観測していると、電圧が上下しています。
お湯にはなるのですが沸騰まで到達しない状態。
IHコンロは、dretec(ドリテック)のminitura(ミニチュラ)です。
このIHコンロは家庭の100Vコンセント(50Hz)で使うと普通に沸騰します。
リョクエンのインバーターの電圧が113Vだったので107Vまで下げてみると、多少変化はしたのですが現象としては同様でお湯は沸きません。
ドリテックのHPを見ると、製品紹介には「車中泊に最適!」と書いていながらも、FAQのよくある問合せには「お使いのポータブル電源の機種によっては正常に機能しない可能性もございます。一般家庭用に100Vコンセントでの使用を目的に製造されております」と微妙な表現になっています。
Yahoo!知恵袋や価格コムにも「ドリテックのIHコンロはEcoFlowのポタ電でお湯が沸かない」という書き込みが散見されますね。



とはいえ、これはインバーターの問題だろうと判断し(物欲に負けたとも言う)、買い換えることに。
インバーター選定
今回設置したバッテリーのBMSが200Aなので、2000Wのインバーターで検討します。
検討対象のインバーターはPSE対象か
経済産業省のPSE対象非対象解釈例にある『交流100V電源を搭載した自動車』に該当すると考えられますので、PSEは必要ありませんね。
DATOUBOSS
amazonの口コミで「LiTimeとまったく同じ」という口コミがありました。
USBポートがあるモデル(PSW2000)と、ないモデル(2000Z)があります。
amazonではMFUZOPというブランドでも出品していますが、どう違うのかな?
YouTubeでインバーターやポータブルバッテリーの修理動画をたくさんアップされている『高橋ファイル』さんが分解動画を提供しているモデルもありました。
こちらは「分解動画と購入した製品の基盤が違う」という口コミがありますね。
実は2000Zを購入したのですが、50/60Hzのスイッチはあったものの、ディスプレイに周波数の表示がなかったので返品しました。
ROARBATT
DATOUBOSSに比べると高い気がしますが、amazonの口コミの内容がとてもいい感じです。
PSEマークがついているのがかえって心配ですが。。
AC出力端子が電気工事士のやる気をそそりますw
あれえ?有名ブランドから同じような形のインバーターが他にも販売されてるぞー、どうしてかなあ?
米国amazonで「LiTimeとRedodoは同じ」という口コミがありましたが、どうなんでしょうか?
使ってみた
ということで、ROARBATTを購入しました。
38SQのケーブルでバッテリーと接続してテストしてみたら、
・・・なんとかお湯になりましたー!
でも電圧は上下します。IHコンロを800Wから600Wまで落とすと多少は安定します。
ちなみに定格1000Wの掃除機を繋いでみました。分解して掃除しながら使っているダイソンです。
こちらは安定しています!ついでに車に掃除機かけましたw
このインバーターは、負荷がかかっても電圧の降下がありません。99〜100Vあたりをキープします。『AMBAで制御している』と書いてあります、優秀です!
VATRERのバッテリー(BMS)も優秀です!

IHコンロで実験してみました
インバーター 50Hz IHコンロ800W ・・出力が不安定です
インバーター 50Hz IHコンロ600W ・・安定しました
途中で800Wに上げると不安定になりますね。
インバーター 60Hz IHコンロ800W ・・安定しました
さてどうしたものか・・
インバーターを60Hzに設定すればお湯は沸かせるのでOKとしました。
50Hzで不安定になる点について、インバーターのメーカーに相談中したところ、以下の回答でした。
原因はIHコンロにもあるのかなあ。
IHコンロを買い換えるにしても、この構成でお湯が沸くかは試してみたい・・・・・
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