冬の車中泊の必須装備
冬の車中泊に必須なのは『暖』
暖かく過ごせないと快適ではない上、健康にもよくないというか危険でもあります。
平地の車中泊では、電気毛布と寝袋の組み合わせで快適でしたが、雪が積もっているような場所での車中泊だと、電気毛布も「強」で寝ていてもドア側が寒く感じる状況でした。
ぬくぬくの暖房が欲しい
そこで、車内全体を暖かくする方法を検討することにしました。
- ecoFlow社WAVE3の暖房機能を使う
- FFヒーターで車内を暖める
WAVE3の暖房機能は?
エコフローのWAVE3は冷房/暖房/除湿の機能があります。
ただ、暖房についての情報は少なく、取扱説明書にもあまり載っていません。
そこで、サポートに確認してみました。
Q、WAVE3を車中泊の暖房で使用する場合、ダクト等の接続はどうすればよいですか?
A、冷房と同じくダクト接続してください
吸気ダクトと排気ダクトを窓に接続する必要があるということですね。これは面倒かも・・・
FFヒーターは?
最近、amazonで中華FFヒーターがいくつも売っています。
FFヒーターは昔検討したことがあったのですが20万以上で手が届かず憧れでした。
という単なる昔の憧れで、FFヒーターを導入することに。
機種選定
設置スペースや製品の信用度と作動音を考えて、FFヒーター本体と燃料タンクは車内に置かないで車外に置いて運用することにします。
以下の要件を満たす機種として、リュクエンの5kwFFヒーターとしました。
- コンテナボックス等に入れやすい別体型であること
- 温度設定での動作が可能なこと
- 車内からリモコンが使えること
動作や機能の確認
簡単に組み立てた状態で、機能等を確認します。
燃料は灯油を使用しています。
電源は、電源システムを更新する前に使用していたACDelcoのVoyager M27MFを使いました。

騒音
給油ポンプのカチカチ音は確かに気になりますが、今回はFFヒーター本体を車外に出してしまうので対策しないことに。
温度調整
リョクエンのFFヒーターは温度設定でも動作するのはわかっていたのですが、温度センサーが本体にあるとその部分の改造が必要になってくるため、調査しました。
幸いなことに、温度センサーは有線リモコンに内蔵されていました。
無線リモコンも有線リモコンと通信しています。
有線リモコンを車内に引き込めは、無線リモコンの温度設定で運転できることがわかりました。
設置方法の検討
車外に置くにはケースが必要です。
先人の事例をいろいろ参考にさせていただき、結果としてコンテナボックスに入れて防水加工し、使うときにルーフラックに乗せる運用にしました。
海外でデウォルトのタフシステムに入れる事例をいくつか見ましたが、10L燃料タンクを入れたかったので、アステージのホームボックス620を購入しました。
カインズやコメリでも販売していて入手しやすかったのと、高さがあったので熱の心配がすくなかったのが選定ポイントです。
組み立て
燃料タンク
説明書にはタンク下部にオイル排出口を作るように書いてあり部品も同梱されていますが、オイル漏れが怖いので、タンクの上部からオイルを吸い出すようにしました。

排気管
ホームボックスの下から出すと、保管や運搬時の置き場所を考える必要があるため、横から出しました。
排気管は高熱になるようなので、土台として2x4の木材を使い、10cmのボルトを足にしてヒーター本体固定金具を接続し、その上にFFヒーター本体を乗せました。
これでホームボックス内で排気管の熱の影響を少なくし、ルーフラックにも干渉しない位置に排気管を横出しすることができました。

配線
排気口の熱を避けて本体の反対側から出すように変更しました。
リョクエンのFFヒーターは、給気口を外してカバーを開けると、配線を出す方向を変更できます。

ホームボックスに開けた穴
吸気用に10cm、温風ダクト用に8cm,排気ダクト用に5cm、配線用に1.2cmの穴を開けました。
吸気用の穴には、雨の跳ね返りの侵入防止のためガラリを付けています。

温風ダクトは、耐熱アルミテープでボームボックスを保護した状態で、ニップルをシリコンボンド(信越化学のKE45)で固定しました。
排気ダクトには、排気管にセラミックファイバーを巻いて、ホームボックスの穴は耐熱アルミテープで保護し、隙間をシリコンボンドで埋めてあります。
テスト
実際にルーフラックに乗せてテストしてみました。

このあと、40分ほど動作させましたが、特に問題はありませんでした。
窓側もニップルでダクトを着脱できるようにしたので、近所の道の駅で1泊テストしてきます!

一泊してきました!
道の駅で一泊してきました。

17:00から7:00まで運転しました。
使った電気は約133Wh、灯油は2Lくらい使いました。

各部分の断熱対策は期待通りの効果でした。耐熱シリコンボンドがいい仕事してますね。
感想
車内で、同梱の温風ダクトを使って温風を床下に入れると、床暖房状態になって温まるので、とても快適に眠れました。電気毛布より気持ちいいです。
窓の結露も少なくて、カビの心配もないのはいいですね!
ケースごと持ち運べるので、12Vのバッテリーなどを用意すれば家のベランダに置いたりして使うこともできます。災害時の暖房にもなりえますね。
課題
と大満足のように書きましたが、課題がないわけではありません。
課題1:マルチモニターが眩しい
マルチモニターを車内にマグネットで貼り付けたのですが、明るすぎて眩しいです。
→画面をOFFにすることはできないのかリョクエンに問い合わせたところ、照度を調整する機能はないとのこと。カバーなどで対応するしかなさそうです。

課題2:加熱中(室温が一定温度に達するまで)の温風とダクトが熱い
安定運転になるまで、ダクトが触れないくらいの熱い風が出てきます。
今回は温度制御モードを『温度モード』で運転しましたが、次は『給油量モード』にして給油量を最低に設定して運転するとどうなるのか試してみます。
→温度調整モードでも、運転を開始する前に設定温度を室温と同じ温度にしておいてからONにすると最弱で動作するので、ダクトが熱くなるほどの熱風が出ないことがわかりました。
課題3:カチカチ音が聞こえる
なんとオイルポンプの音が車内でも聞こえてきます。
車外だとホームボックスの近くに寄らないと聞こえないレベル。温風ダクトから入ってくるのだと思われます。
眠れないほどではないので、しばらく様子を見て、あまりにも気になるようなら対策することにします。
→しばらく様子見。高速のSAなどトラックのエンジン音がある場所だと、ほとんど聞こえません。
課題4:ルーフラックへの上げ下げがきつい
意外に重たいので、ルーフラックに上げるのに体力を使います。
踏み台があると楽なのかもしれません。
使うときだけルーフラックに載せる予定で作りましたが、天候の悪い場所で上げ下げは面倒なので、ルーフラックに載せたままにするかもしれません。。。







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