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【FREED+】タイロッドエンドブーツを交換したらハンドルが軽くなりました

フリード+ハイブリッド

7.5万キロ走りました

気がついたら75000kmも走行していました。

そろそろ足回りをリフレッシュしたいなあ。

サスペンション交換も視野に入れて、まずはタイロッドエンドブーツを交換しておきます。

タイロッドとは?

タイロッドは「ハンドルの動きをタイヤに伝える、操舵の腕」です 

自動車をまっずく走らせたり、曲げたりする役割のタイロッド。
これがあるから、ハンドルを回すとタイヤが右左を向いてくれます。

その先端にある「タイロッドエンド」が重要

操舵の腕であるタイロッドの関節部分が「タイロッドエンド」です。
本当に関節のようになっていて、グリスが塗ってあり、ブーツで保護されています。

ここがスムーズに動かないと、ハンドルが重くなったり、引っかかるような違和感(渋み)が出たりします。

ブーツ交換は「関節のメンテナンス」

ここのゴムブーツが破れると、中のグリスが切れて金属同士がガリガリ削れてしまいます。グリスがなくなると、異音の発生源にもなります。

今回はこのブーツをリフレッシュして、新しいグリスをたっぷり詰め直しました。 

結果:ハンドルが驚くほど軽くなりました!

準備

ブーツ

ブーツ界の二大巨頭といえば『ミヤコ自動車』と『大野ゴム』。

どちらを選んでも品質に間違いはありませんが、今回は入手性の良さでミヤコをチョイスしました。
フリードGB7に適合するタイロッドエンドブーツは、Miyaco TBC-118

グリス

グリスはリチウムグリスを使います。

リチウムグリスは、自動車整備において最も汎用性が高く、「万能グリス」と呼ばれています。

  • 耐熱性と耐水性のバランス: 足回りはブレーキの熱が伝わったり、雨の中を走ったりと過酷ですが、リチウムグリスは熱に強く、水にも流れにくい特性があります。
  • 金属への密着性: ボールジョイントのような、常にグリグリと動く金属同士の潤滑に最適です。
  • ゴムへの影響が少ない: これが一番重要です!安価なグリスの中にはゴム(ブーツ)をふやかして膨張させてしまうものもありますが、一般的なリチウムグリスはブーツへの攻撃性が低いため安心して使えます。

割りピン

純正品番 9420130220 ピン,スプリット 3.0X22

最初ざっくり調べて2mmの割りピンでいけるだろうと、ステンレスの2X25を用意したのですが、作業を開始してみると、ボルトの穴にスカスカで固定できませんでした。

ステンレス3mmを追加で購入してもよかったのですが、最終的にはホンダ純正をチョイス。

ステンレスの『錆びない魅力』は捨てがたかったのですが、ステンレスには『電蝕のリスク』があるのと、足回りの過酷な振動に耐える『スチールの粘り強さ』と、純正品のボルトとの相性を最優先しました。

塩ビの水道管の継ぎ手

ブーツを打ち込んではめるために使用。

ウォーターポンププライヤで締めたり、発煙筒のキャップを使ったり、水道管を切断して使っている事例もありましたが、ホームセンターで安く買えるし、継ぎ手だとカットしなくて済みますね。

型番は、TS S 25X20です。

タイロッドエンドリムーバー

タイロッドエンドのジョイントは円錐形でメス側の穴に食い込んでいます。

これをテコとネジの力で押し出して剥がすのが、タイロッドエンドリムーバーです。

以前W638で交換したときはハンマーで叩いて外したのですが、今回はタイロッドエンドリムーバーを購入して使ってみることにしました。

ハンマーで叩き出すのはネジ山を潰すリスクもありますし、職人じゃないとむずかしいかもしれません

もはやこれは必須工具でしょう。
ただ、用途としてはタイロッドとロアアームのブーツ交換くらいしか思いつきませんが。。。

作業開始

フロントのセンタージャッキアップポイントでジャッキアップして、ウマを掛け、タイヤを外します。

タイロッドエンドのボルトの割りピンを外して、ボルトをナットの頭まで緩めます。

タイロッドエンドリムーバーで固着しているジョイントを分離します。

タイロッドエンドリムーバーは奥までグリグリ押し込みます。
ブーツは交換するので、破れても構いません。

このとき、タイロッドエンドリムーバーのボルトをじわじわと締め込んでいくのですが、ジョイントが外れる時に「バキン!!!」という衝撃音が出ます。シャンペンを開けるとき以上の緊張でドキドキです。

ハンマーで叩いてもビクともしなかったジョイントが、リムーバーの強力なテコの原理によって引き剥がされる。道具の力って本当に偉大ですね。

『力技ではなく、物理で勝つ』。この感覚こそ、足回り整備の醍醐味かもしれません。

タイロッドを外し、ゆっくり回して、作業しやすいようにタイロッドエンドを上向きにします。

ブーツを外します

ブーツは鉄の輪っかで留まっているので、細いピンを打ち込んで隙間を開けてマイナスドライバーを差し込んでコジッて鉄の輪っかごと外します。

古いグリスをきれいに拭き取って、新しいグリスを塗り込みます。指で塗るのがおすすめ。
ジョイントをグリグリしながら中までグリスを入れ込みます。

新しいブーツの中にもグリスを塗っておきます。

新しいブーツをはめて、塩ビの水道管を被せてハンマーで打ち込みます。

ブーツが装着できたら、ゆっくりと戻してナットを差し込み、ボルトを締めます。

トルクレンチを使用して、規定値の 54 N·m (5.5 kgf·m) で確実に締め付けます。
足回りは命に関わる部分なので、手感覚ではなく数値管理が安心ですね。

ここでトラブル発生!

ここで割りピンを付けるのですが、用意した割りピン(2x25mm)が細すぎてナットの穴を通り抜けちゃいました!

急遽、ディーラーから純正の割りピンを購入して作業を再開!

完成

タイロッドはトーインの調整を行なう箇所ですでの、念のためトーインを確認しましたが、問題ありませんでした。

まとめと今回の気づき

ブーツが破れてからだと最悪タイロッドエンド交換とかになるので、早めに交換しておくのが吉ですね。

交換後、数キロ走りましたが、ハンドルが軽いです!

グリスのリフレッシュ効果: ブーツ交換と同時に新しいグリスを注入することで、ステアリングの「渋み」が消え、ハンドリングが驚くほど軽快になります。

割りピンを再利用する方もいらっしゃいますが、サービスマニュアル的には交換することになっています。
ディーラーに注文しても2個で100円しないので、新品に交換するのがおすすめです。

※記事に記載のトルク値は整備解説書等で再度ご自身でもご確認ください

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