はじめに:49,000kmの限界と「次の一手」
純正タイヤに辛抱できず、e-PRIMACYに履き替えた記事はこちら。

現状報告
前回交換から約5万キロ。そろそろスリップサインも気になり始めました。
タイヤ交換のタイミングですね。

今回の課題
燃費最強の「e-PRIMACY」からどのタイヤに替えるか?
日本と欧州のタイヤ評価制度も考慮して、次に履きたいタイヤを選んでみます。
結論の先出し
今回はミシュランのPRIMACY4にしました。
乗り心地の向上を目指して、あえて88Tのタイヤを選択。
速度記号が低くなると、タイヤの構造(骨格)に柔軟性が生まれやすく、路面の微振動を吸収しやすくなると思われます
燃費は落ちましたが、運転の質は上がりました。

タイヤサイズ
フリード+ハイブリッド純正のアルミホイルに装着するので、185/65R15で探します。
検討するタイヤの選定
ミシュラン/PRIMACY4
みんな大好きミシュランタイヤ。うぐいすも昔からのミシュラン好きなので候補からは外せません。
が、しかーし!
185/65R15は、PRIMACY5やPRIMACY4+に設定がありません!(号泣)
しかたないので、PRIMACY4を候補にします。
前回、e-PRIMACYを検討するときもPRIMACY4と比較したような・・・・・
e-PRIMACYは現行装着タイヤなので候補から外しました。
クムホ/エクスタHS52
ヨーロッパで評判がいい韓国のクムホ。
日本では、オートバックスが専門で取り扱っています。
ヨコハマ/BluEarth-GT AE51
日本で評判がいいブルーアースAE51。
とても興味あります。
選定方法
燃費性能とウェット性能、走行時の騒音、品質管理、価格を選定項目としました。
ヨーロッパのタイヤのラベリング制度 ERPEL
欧州は進んでますね。
日本のタイヤのラベリング制度
低燃費タイヤ等のラベリング制度と低車外音タイヤのラベリング制度は、JATMAが業界自主基準として策定した制度になります。
選定基準1:燃費
燃費が良いに越したことはありません。
タイヤの燃費に影響する性能としては、転がり抵抗があります。
抵抗が少ないほうが燃費は良くなります。
まずヨーロッパのタイヤのラベリング制度ERPELのFuel efficiencyを見ます。
タイヤの名称とサイズで検索すると見つけやすくなります。

タイヤが見つかったらMore Detailsで詳細を確認します

ERPEL検索時の注意点
同じブランドでスペックの違うタイヤが登録されている場合があります。
速度記号やCAI番号で、日本で販売されているタイヤを選ぶようにしましょう。
日本のラベリングの場合は、各タイヤの等級をタイヤ公正取引協議会(TFTC)の低燃費タイヤ等のラベリング制度の転がり抵抗係数(RRC)で調べます。


選定基準2:ウェット性能
燃費と同じく、ERPELとTFTCを見ます。
ERPELは、Wet gripの項目です。
TFTCは、ウェットグリップ性能の項目になります。
ランクには上下幅があるので、同じランキングAでも性能が違います。
個別のタイヤの数値を知りたい場合は、TFTCのページでタイヤメーカからの届出データを確認したり、似たサイズのデータからある程度の推測ができます。
選定基準3:ロードノイズ
ERPELは、External rolling noiseとして、dB(デシベル)が公表されています。
TFTCは、乗用車用でサイズ185の場合、70dB以下のタイヤを『低車外音タイヤ』としています。

選定基準4:品質保証
タイヤメーカーの品質保証体制を確認します。
タイヤの品質にバラツキがあるとハズレを引いたときに大変なことになりますね。
日本初取得のヨコハマ、韓国初取得のクムホ、そして自社独自の厳しい基準を持つミシュラン。どのメーカーも品質の土台はしっかりしていました。
ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)
日本のタイヤメーカーの中でも、品質管理の規格化に非常に積極的な企業です。
- 取得実績: 1995年に日本のタイヤメーカーとして初めてISO 9001(当時のISO 9001/9002)の認証を取得しました。
- 現在の状況: 国内すべてのタイヤ製造拠点はもちろん、アメリカ、フィリピン、中国、タイなどの海外拠点でもISO 9001を取得済みです。さらに、自動車業界特有のより厳しい規格である IATF 16949(旧 ISO/TS 16949)への移行・運用も進めています。
クムホタイヤ(Kumho Tire)
韓国を拠点とするメーカーとして、グローバル市場(特に欧州・北米)への供給を強化するため、品質認証を重視しています。
- 取得実績: 1994年に、韓国のタイヤメーカーとして初めてISO 9001を取得しました。
- 現在の状況: 韓国国内の工場だけでなく、中国、ベトナム、アメリカ(ジョージア州)などの主要な製造拠点でISO 9001およびIATF 16949を取得しています。欧州の自動車メーカー(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなど)への純正採用(OE)も多く、品質管理体制は世界基準です。
ミシュラン(Michelin)
フランスに本拠を置く世界最大級のメーカーであり、品質管理は同社のブランド力の中核です。
- 取得実績: 1990年代初頭から、欧州をはじめとする世界中の工場でISO 9001の認証取得を開始しました。
- 現在の状況: ミシュランはグループ全体で品質・環境マネジメントを統合管理しており、世界約70以上の製造拠点ほぼすべてで ISO 9001 と、自動車産業向け規格 IATF 16949 を取得しています。
- 特記事項: ミシュランの場合、単なる規格取得にとどまらず、独自の「ミシュラン品質基準(MQM)」を設けており、ISOの要求事項を上回る自社基準で管理していることでも知られています。
選定基準4:価格
価格はその時によって変わるのですが、タイヤ本体+工賃+廃タイヤ費用で比較します。
比較時点では、クムホHS52が5万前後、PRIMACY4は5.4万円前後、Blueearth-GTが5.7万前後でした。
比較表
| 項目 | e-PRIMACY (現行) | PRIMACY 4 | エクスタ HS52 | BluEarth-GT |
| 速度記号 | 88H (210km/h) | 88T (190km/h) | 88H | 88H |
| 転がり抵抗(RRC) | 6.2 (A / AAA) | 8.9 (C / A) | A / * | 8.5前後 (C / A) |
| ウェット性能 | 139 (B / c) | 150 (A / b) | B / * | 161 (A / a) |
| 車外騒音値 | 68dB | 68dB | 70dB | 68dB |
| ISO 9001 | 取得済み | 取得済み | 取得済み | 取得済み |
| 価格帯 | – | 中 | 安 | 高 |
*TFTCのサイトでデータを確認できず(リンク切れ)
結果
今回は、PRIMACY4にしました。
88Tの選択: 日本で一般的な「88H」ではなく、あえて速度記号を下げた「88T」を選んでみました。e-PRIMACYは転がすための硬さの印象があり、今回は88Tの若干柔らかい骨格で路面の細かな凹凸の振動の吸収を期待しています。(走っていてわかるレベルなのか??)
External rolling noise 68dB: ロードノイズに悩まされてきたため、e-PRIMACYの68dBより高い70dBのクムホHS52は、選べませんでした。
実装
製造年週(DOT)は、4525(2025年45週目)が4本。
2025年11月製造の個体を入手できました。

ラベル CAIは146216です。

インプレッション
e-PRIMACY購入時と同じルートを走ってみました。
- 【ハンドリング】 コーナーのキレが向上:
- e-PRIMACYの柔らかいコーナリングに対し、PRIMACY 4はかっちり曲がります。
最初はクイッと曲がりすぎて怖いくらい。 - 直進では、路面の傾きを素直に拾ってしまって左右に流れそうになります。
とりあえずフロントのトーをトーインに調整して直進安定性を上げましたが、タイヤが新品だからかもしれません。しばらく走ってみて再調整かも。
- e-PRIMACYの柔らかいコーナリングに対し、PRIMACY 4はかっちり曲がります。
- 【静粛性】 現状維持:
- 新品効果で静かになると思いきや、ロードノイズに変化はありません。
- e-PRIMACYの静粛性の高さを再評価しました。
- 【燃費】 物理法則には勝てない:
- e-PRIMACYは24km/Lでしたが、PRIMACY4は21.8km/Lと悪化。
- 今回は、空気圧も標準に合わせてe-PRIMACYよりも低めで、ルーフラックを載せていて空気抵抗の増加もあるものの、やはりRRC(転がり抵抗)の差が燃費計に如実に現れてますね。もうちょっと行ってほしかったなあ。

まとめ
燃費が落ちるのを承知で乗り心地の向上を目指してPRIMACY4を選定しました。
時代はPRIMACY5なのに2世代前のタイヤってどうなの?と思いましたが、やっぱり新しいタイヤは楽しいですね!
次のタイヤ交換までは雨の日の安心感と、交差点を曲がる瞬間の楽しさを取ります。
と言いながら燃費を見ちゃうんだよなあ・・・


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